サンダルで瓦礫の被災地 れいわ元グラドル非常識
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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れいわ新選組・衆議院大阪府第1区総支部長のやはた愛氏(36)が1日、能登半島地震で大きな被害を受けた輪島朝市を訪れた写真をX上で公開した。被災地の現状を伝える意図と思われるが、グラビアアイドル出身らしく被災地にそぐわない服装、サンダル履き、自らが映り込み政治活動家としてのアピールを意識したかのようなアングルなどで批判的なリプライが多く寄せられている。
◾️サンダルで被災地に乗り込む元グラドル
やはた愛氏は1日夕に輪島朝市の現状を撮影した4葉の写真をX上にアップした。いずれも瓦礫と廃墟のようになった建物が写っており、災害の悲惨さを伝えるものと言っていい。ところがその4葉のうち3葉に、やはた愛氏の姿が映り込んでいる。2葉はカメラに背を向け、廃墟と化した建物に向き合い、1葉は建物の前を歩く横からの姿となっている。ポストには「輪島朝市の地震火災。当時の悲惨さが今もそのままで絶句した。どうすればいいのか。」とあった(2024年5月1日午後6時43分投稿)。
この投稿には違和感を覚える人が多かったようで、批判するリプライが多く寄せられた。それもそのはずで、れいわ新選組の大阪府第1区総支部長政治家として被災地に出向いたのであろうに瓦礫の撤去を手伝う様子もなく、被災者の声を聞くでもなく(少なくともそのようなことをしたとの説明はない)、「どうすればいいのか」と途方に暮れるだけでは、訪れた意味がない。
さらに問題なのはやはた愛氏が写った写真。まず、同氏が履いているのがサンダルである。被災地を訪れるのであれば、当然、釘や割れたガラス、尖った金属片などが多数落ちていて危険であり、そうしたさまざまな場所を政治家が長時間歩き回ることを想定していくのであれば防災のためのシューズで行くのが当然であろう。
サンダルで行くということは現場で長時間歩き回るつもりはなく、足元をルーズにして楽にしようと考えたのではないか。多くの人がそう思っても不思議はない。
その後、やはた氏はX上で「スリッパで被災地に行っただなんだと言われておりますが、輪島朝市にはガラス片が散乱しておりスニーカーで歩くよりも、車の運転用に履いていた滑らないゴム製スリッパで外に出る方がいいと判断しました。…」(2024年5月2日投稿)とサンダル(スリッパ)で歩いたことを釈明している。
ガラス片が散乱している状況が分かっていたのに、スニーカーではなくサンダル(スリッパ)をチョイスしたのであれば、判断力の欠如を疑われる。スリッパで足を滑らせた場合、足が直に接地する可能性があり、受傷のリスクは大きい。足全体を包むスニーカーの方が滑りにくく遥かに安全であるのは子供でも分かる理屈である。
着ている衣装も、作業に適しているとは思えないベルトをしないテーパードのジーンズに、短い丈の白いデニムのジャンパー。さすがに元グラビアアイドルだけに着こなしは悪くなく、写真写りはよさそう。もっともそういう才能は被災地を訪れる場合には何の役にも立たないどころか、被災者の神経を逆撫でしかねないので逆効果である。
◾️なぜ自分が写る必要が?
やはた氏が公開した写真の3葉には自身の姿が写っている。被災地の様子を伝えるのに、なぜ、本人の姿が写る必要があるのか。仮にやはた氏が被災者に寄り添い、涙を流すなどの場面であれば、災害の悲惨さを伝えるツールとして本人が写ることの理由はある。しかし、3葉の写真はいずれもそのような性質のショットではない。
どれも瓦礫の前にやはた氏が立っている(あるいは歩いている)。それらの写真は、人物が写ることで構図としては優れた写真になっているものの、現場の状況を伝えるのに芸術写真、報道写真として優れたものである必要などない。
こうした構図の写真をX上で見せるのは、結局、やはた氏が被災地に直接出向き、能登半島のことを心配していることをアピールするものでしかないことを端的に示していると感じた人は少なくないと思われる。サンダル履きで訪れたことも、この点を裏付ける間接証拠となり得る。
思えば、れいわ新選組の山本太郎代表は地震発生直後に各党首が被災地入りを控えようと合意したにもかかわらず押しかけ、自身が写った写真をアップしてアピールし、政権の攻撃材料としていた。その際も松葉杖をつく山本氏の背中越しに、被災地を写す”芸術的”写真を公開している(2024年1月7日投稿)。こうした行為はれいわ新選組の伝統芸のようなものなのかもしれない。
◾️元グラドル”鎮火”に失敗
X上で厳しい批判にさらされたやはた氏は、翌2日午前5時前に再度、写真を公開した。この時も4葉であるが本人の姿はなく、荒れ果てた被災地の状況が写されたものになっている。最初からこちらを出せば炎上することはなかったと思うが、グラビアアイドル出身だけに、どのように撮影すれば仕上がりのいい写真になるかをよく分かっていて、自分が写り込むことを選んだのではないか。
何とか火消しにと思ってアップしたであろう二度目の投稿も、”鎮火”には至らなかった。ここでつけられたコメントは「1月1日から時が止まったままの奥能登。被災地をほったらかして外遊できる図太さを“政治家”だと言うのなら、みんなで変えるしかない。」というものであったことが影響したものと思われる(2024年5月2日午前4時40分投稿)。
ゴールデンウイーク中、多くの国会議員が外遊する中、自身は被災地を訪れ、政治家としていかに被災地のことを思っているかをアピールしたかったのかもしれない。ところが、自身の先の投稿では「どうすればいいのか。」と途方に暮れて打つ手無しをアピールしていた。政治家が今、被災地に来ても何もできないことを自ら認めることで、国会議員が被災地ではなく外遊に出ることを批判する理由を否定してしまったに等しい。
◾️「やってます」パフォーマンスうんざり
そもそも瓦礫の撤去が進まない大きな理由の1つに、倒壊した建物の権利関係が複雑な場合が多いという点も見逃せない。被災建築物が共有であったり、所有者死亡後遺産分割協議が未了であったりといった場合、共有者・相続人全員の同意と書類が必要になり、それがなければ行政としては撤去ができない。瓦礫の撤去が遅れているのはそうした事情もあるとされる。憲法で個人の財産権は保障されていることが、こうした場合には足枷になることもある(憲法29条)。
れいわ新撰組としても個人の財産を行政が勝手に撤去していくことを望んでいるわけではあるまい。都合のいい時だけ護憲を叫ぶだけでなく、やはた氏も政治家であれば、そうした点に少しでも頭を働かせていただきたい。
そうした少し考えれば分かりそうなことにすら思いを致さず、「やってます」アピールばかりのれいわ新選組パフォーマンスには正直、うんざりしている人間は少なくないと思う。
盟友:中嶋涼子氏の、例の『イオンシネマ騒動』(“車椅子”は騒動の本質に無関係なので割愛)にもちょっかいを出していたが、
この時も『ちょっかいを出した“だけ”』(=その後の支援も建設的な提言も無し)だったっけ。
随分とラフな格好で能登半島を訪問しましたね。
怪我でもしたら他人のせい(多分、岸田政権のせい)にでもしようと思ったのですかね。
こういうのを俗に「アホーマンス」と呼ぶのですが、此に乗っかかる人間も一定数いますし、何だかなぁと思います。
どうやら建物の写真もおどろおどろしく映る加工がされている疑惑もある。
たしかによく見ると少し違和感を感じる写真だった。
より悲惨さを強調し、政権批判がしたいだけが目的化している。やはた愛は次期衆院選大阪1区での出馬予定らしいので、アピールしたかったのだろうが被災地利用には本当に被災者のことを思う気持ちなどみじんも感じない。
政治家にしてはならない人物だとよくわかる。
れいわ自体がそうした政党であるのでとにかく落選させたいところ。
上辺だけの実現不可能な政策を並べ、それに騙されるサポーターズやフレンズとやらも攻撃的で、情報を選別できない人が多いと感じている。
立件共産党、社民党、れいわに共通する極めて無意味なパフォーマンス。
この手でこれまでも散々批判を喰らってきたはずなのに一向に学ばないのも共通。
政府に対する無理筋な批判材料作りと、自分たちの信者が納得するものさえ見せていればいい、というだけの稚拙なやり口。
己の薄汚い欲望のためなら被災者すら利用する最低の人種。