伊藤詩織さん請求一部認容も喜ぶのは早い

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

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青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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 ジャーナリストの伊藤詩織さん(30)がTBSワシントン支局長だった山口敬之氏(53)に対して損害賠償を求めた裁判の判決が12月18日、東京地裁であった。鈴木昭洋裁判長は山口氏に対して330万円の支払いを命じるとともに、山口氏が提起した1億3000万円の慰謝料等を求めた反訴を棄却した。請求の一部が認められた伊藤氏だが、まだ一審段階。喜ぶのは早いと思う。

■伊藤氏は1100万円請求、山口氏は反訴提起

勝った、勝ったと浮かれていると…

 報道によると、伊藤さんの訴えは2015年4月4日に、意識を失った状態で性行為を強要され、肉体的・精神的苦痛を被ったというもので、1100万円の損害賠償請求をしていた。山口氏の行為が民法709条の不法行為であると主張したのであろう。

 これに対して山口氏は性交渉があったことは認めたものの、明らかに性交渉に誘ってきているものと理解した旨の主張をしていた。その上で、伊藤氏の会見などの発言で社会的信用が失われ、「名誉毀損、プライバシー侵害による不法行為」であるとして反訴提起したものである。

 伊藤さんは当初、刑事で告訴していたが、検察は不起訴処分。さらに検察審査会に不服申請したものの「不起訴処分は妥当」という判断が下された。今回は刑事ではなく、民事責任を追及するもので、東京地裁は伊藤さんの訴えの一部を認めたのである。

 伊藤さんが主張するような被害を実際に受けたのであれば、それは民事とはいえ、訴えが認められて良かったと思う。女性の性的自由を奪う行為が許されるはずもなく、本来なら刑事責任も問われてしかるべき。

■真相は藪の中 「勝った、勝った」はほどほどにした方が…

 ただ、両者の言い分は真っ向から対立していて、真相は藪の中といってもいい。しかも、まだ一審判決の段階に過ぎないから、裁判の行方も不透明である。山口氏は間違いなく控訴してくるであろうし、最終的には最高裁まで争われる可能性が高い。控訴審で山口氏がひっくり返すのは簡単ではないだろうが、その可能性はゼロではない。

 日刊スポーツの報道によると、『伊藤氏は「長かった…長かったです」と苦しい日々を思い起こし、泣いた。そして「私の見ているこの景色は、以前と全く違うもの…」』などと語ったという。しかし、まだ道半ばであり、旅の途中で「旅は苦しかった」などと言うのは賢い人間のすることではない。伊藤氏の望まない旅は否が応でも続くのである。

 一審判決ですっかり悪者にされてしまった山口氏だが、性的行為があった後に、メールで親しいやりとりがあったとも伝えられている。仮に山口氏の主張が事実であれば、伊藤氏がその後、訴えを提起した行為は許し難い。我々にできることは、裁判の行方を見守ることだけである。伊藤氏もその支援者も「勝った、勝った」と浮かれていないで、サッカーなら前半をリードして折り返した程度であることを、理解した方がいい。

7 thoughts on “伊藤詩織さん請求一部認容も喜ぶのは早い

  1. アバター 山口 秀明 より:

    男としては難しい判決ですね。行為が有った事は本人も認めていますから、恐らくハニートラップだと思います。伊藤氏の過去の行動や言動、支援者の顔ぶれを見ると意図的に何が有った様に思えます。山口さんには同情しますが、伊藤氏の言い分が正しいければ、キチンと裁判で決着を付けて欲しいです。

    1. matsuda matsuda より:

      >>山口秀明様
       まさに真実は藪の中、という案件ですね。民事も刑事も、司法は女性の味方をすることが多いような印象はありますが、どうなのでしょうか。
       とにかく、まだ一審。最後まで予断を許さない状況だと考えています。一男性としての意見を申せば、「関わってはいけない女性に関わってしまいましたね」という感じです。

  2. アバター 野崎 より:

    はじめまして。

    おっしゃるとおり、真相は藪の中、事実を知るのは当事者のみですね。
    中立的スタンスに敬意を表します。

    真相は藪の中、、
    にもかかわらず伊東氏を全面的に支持し山口を強姦犯呼ばわりする者の何と多い事か、

    支援組織は、ある意図を持っての支援であると考えています。
    伊藤支援者の多くが、安倍政権が司法に介在し山口氏を刑事において不起訴にした、と、その集合体が支援組織、、伊藤氏もそれを示唆している、、

    東京新聞の望月記者は自己の映画開催において伊東氏を招きスピーチさせた、つまり山口氏は黒であると、記者としての資質に問題ありと考えます。
    彼女も支援組織の一員又はシンパサイダーでしょう。

    伊藤氏には数々の疑問点があり、多くの者がそれを指摘しています。
    プロとしては小川栄太郎氏のそれでしょう。

    市井の者としては、人としての経験則から、伊藤氏の事後のお詫びメールに違和感を持ったものが多くいますね。
    私も、その一人です。

    法的な事は詳しくわかりませんが、山口氏の刑事においては不起訴、今般の民事においての敗訴、その相違。

    伊藤支援者は、これで山口氏の強姦が証明されたとの喧伝ですね。

    伊藤氏も記者会見において、それが証明されたかの様なコメントは納得できません。

    今後の展開は山口氏にとり極めて不利であると識者の意見を見ました、素人ながらそう思います。

    1. matsuda matsuda より:

      >>野崎様
       コメントをありがとうございます。

       本事案は、通常の強制性交とは異なる案件のようなイメージを持っています。刑事で不起訴、民事で不法行為を認定というのは非常に稀な例であると思います。少なくとも刑事責任は問うのは困難という結論は出ているわけです。詳細は分かりませんが、検察官は強制性交の構成要件を満たすことを証明するのは困難と判断し、一審の裁判官は不法行為の権利・利益侵害要件は満たしており、立証されているという判断なのでしょう。

       どういう状況になればこうなるのか、僕には想像がつきません。

       今後もウオッチしていこうと思っています。二審ではびっくりするような結論が待っているかもしれません。また、いらしてください。お待ちしております。

  3. アバター 壱会社員 より:

    みられるものは、できるだけ目を通して参考にしています。刑事では捜査員か主張の裏をとり、聞き込みの捜査情報などを集めて判断するのでしょうが、その情報はすべて民事で利用できるのでしょうか?
    少なくとも犯罪捜査のプロが、メールなども精査して、山口氏の主張も筋が通っていると判断していました。
    ところが、民事では、出された証拠だけで、矛盾があると判断しました。
    伊藤氏側は薬を盛られた、パソコンでとられた、膝がずれたなど根拠があいまいな主張もしてきました。
    一方山口氏は自分が不利になりそうな発言も正直にはなしています。
    いったいゲロだらけの酩酊した女性を駅に放置できるものでしょうか?
    この裁判では検察がわの不起訴の判断もとわれています。
    控訴審でひっくりかえる可能性はあると思います。

    1. matsuda matsuda より:

      >>壱会社員様
       コメントをありがとうございます。
       刑事の調書等は裁判所経由で入手できると思いますが、実務経験はありませんので、詳細は知りません。申し訳ありません。

       伊藤氏側の話はどうも信頼性に乏しいと感じます。2日後のメールも不信感を募らせます。それから、性的な事件の被害に遭った人がテレビで満面の笑みを見せていると、レイプされて生きるのも嫌になった話も聞くだけに違和感を覚えます。

       伊藤氏側も控訴審は楽ではないと思っているとは思います。山口氏側が控訴審でどういう主張をして、新しい証拠を出してくるか、注目しています。僕もひっくり返る可能性はあると感じています。

  4. アバター 直観 より:

    伊藤詩織、望月衣塑子、青木理、永田浩三、後藤弘子、新崎誠吾、南彰他が楽しそうに会合をしている写真がSNSで拡散されていますが、これがすべてを物語っているのじゃないでしょうか。

    女性、性暴力、人権、憲法、差別などを武器に闘争を繰り広げている人たちがいますが、本件はその「女性、性暴力」の格好ななターゲットだったのではないでしょうか。

    こうした人たちの中では一番ルックスがよく、また見た目は可憐な感じもあり、「女性、性暴力」担当として抜擢されたのだと思います。 

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