豪G1アデイブV ダノンプレミアムは3着

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。

 豪G1クイーンエリザベスS(芝2000m)が11日行われ、英国調教馬アデイブ(騸6)が優勝した。日本のダノンプレミアム(牡5、栗東・中内田充正厩舎)は3着。

■いったんは先頭に並びかけたダノンプレミアム

写真はイメージ(東京競馬場)

 豪ニューサウスウェールズ州ランドウィック競馬場で行われたレースは不良馬場のコンディションの中、12頭で争われた。

 最内から好スタートを決めたアデイブは内の3番手につけ、J.マクドナルド騎手騎乗のダノンプレミアムは6番手からの競馬となった。ゲイローチョップが2番手を5、6馬身離して逃げる展開。最終コーナー手前から後続が追い上げ、直線を向くとアデイブが先頭に立つ。残り300m付近で外からダノンプレミアムに並びかけられたが突き放し快勝した。

 ゴール前でダノンプレミアムを差したベリーエレガントが2着に入り、ダノンプレミアムは3着だった。勝ったアデイブは英W.ハガス厩舎の6歳の騸馬。3月21日の豪G1ランヴェットS(芝2000m)でベリーエレガントに半馬身差をつけてG1初制覇を達成したばかり。昨年10月19日にはG1英チャンピオンSでマジカルの2着と好走しており、昨秋からの充実ぶりは目を引く。

 管理するW.ハガス調教師は「ダノンプレミアムが来た時に、もう一段ギアチェンジした。見ていて、すごいと思ったよ」と話したと、豪デイリーテレグラフ紙は伝えている。

■前年はクルーガーが2着と大健闘

 ダノンプレミアムは4角で外を回って先頭に並びかける勝ちパターンだったが、最後に伸びを欠いたのは不良馬場が影響したのかもしれない。

 昨年のこのレースは豪州のヒロイン・ウィンクスが33連勝を決め、引退レースを飾った。日本から遠征したクルーガーは連闘挑戦で最終コーナーでインを突いて2着と大健闘したのは記憶に新しい。

 今年は新型コロナウイルスで開催が危ぶまれたが、何とか開催にこぎつけた。ただし、大幅な売上減が予想されるため総賞金400万豪ドル(約2億6000万円)が半分の200万豪ドル(約1億3000万円)に減額されている。

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