マッターホルンがドバイW杯の前哨戦を圧勝

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

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青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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 マッターホルン(牡5、S・ビン・ガデイヤー厩舎)が3月7日に行われたG1アルマクトゥームチャレンジRⅢ(メイダン、ダート2000m)を制し、本番の有力候補に浮上した。後方から追い上げたミリタリーロー(騸5、M・アルメイリ厩舎)が2着を確保。

■逃げて2着に5馬身半差の圧勝劇

マッターホルン圧勝を伝えるThe National電子版

 3番枠から先手を取ったマッターホルンは徐々に後続との差を広げ、4角では3馬身ほど離した。直線でも末脚は衰えず2着に5馬身1/2差をつける圧勝劇で、G1初制覇を達成した。

 英ブックメーカーで単勝1番人気に推されていたミリタリーローは8頭立ての7番手を進み、直線で追い上げて2着確保が精一杯だった。

■重賞2着5回のシルバーコレクター返上

 勝ち馬は2008年のG1クイーンエリザベスⅡ世SとG1BCクラシックを制したレイヴンズパスの産駒。兄弟には2010年の愛G3カラCを制した半兄タクティック(父サドラーズウエルズ)、2019年の英G3クラシックトライアルを制した半弟バンコク(父オーストラリア)がいる。

 デビューは3歳の10月と遅れたが、4戦目の2018年12月から5連勝。4歳時は英G2ハクスリーSなど重賞で2着5回と好走を続けた。今年2月にUAEに移籍し、前走2月13日のG3ファイアブレイクSではカペッツァーノの3着に入った。

 この日は終始、先手を奪う積極的なレースでようやく重賞タイトルを手にした。ガデイヤー調教師は「長い距離が合っているし、積極的な競馬をするのはいつものこと。騎手もうまく乗ってくれた」と、中東の英字紙The Nationalに語っている。

 バルザローナ騎手はこの日、ロクスリーでG2ドバイシティーオブゴールドも制しており、3月28日のドバイワールドカップデーに向けて明るい展望が開ける1日となった。

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