枝野幸男代表が投票日に姑息ツイート

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

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青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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 立憲民主党の枝野幸男代表が、東京都知事選投票日の7月5日、ツイッターで候補者名と同じ都市名にハッシュタグをつけた投稿を行った。公職選挙法は選挙活動を投票日前日までとしている。野党第一党の党首が脱法的な選挙活動とも思える方法を取るのは倫理的に問題がないのか。

■投票日に生まれ故郷の餃子談義

枝野幸男代表、逆効果では?

 枝野代表は7月5日午前6時48分に、「げそ」氏のツイートを引用しつつ、以下のようなツイートを行った。

#宇都宮 #みんみん で育った私は、18才で #宇都宮 を離れてから仙台でも東京でも餃子専門店を探したが見つからず

ラーメンや炒飯、野菜炒めがメニューにあるのは中国料理店

ビールもライスもないのが餃子の店

今もそう思うので全国チェーン「餃子の○将」の名前には違和感 味は好きだけど

 のん気に餃子談義をしているように見えるが、わざわざ自分の出身地の宇都宮市にハッシュタグをつけているのは不自然である。都知事選で立憲民主党が支援する無所属の候補者の名前が枝野氏が育ったとする都市の名前なのは、誰もが知っている。

 公職選挙法129条では選挙運動は「選挙運動は…当該選挙の期日の前日まででなければ、することができない」と規定している。そうなると7月5日の投票日に自党が支援する候補者名を連呼することはできない。しかし、自分が生まれ育った町の餃子の話題で、その町の名前が出ること自体は選挙活動とは言えない。

■違法とは言わないが…嘲笑されていることに気付け

 枝野代表の行為が公選法129条に違反するなどと言う気は毛頭ないが、これが我が国の野党第一党の党首かと思うと暗澹たる気分になる。

 確かに違法性を問うことは難しい。しかし、「投票日当日に選挙運動をするな」という規定は、有権者が投票行動をする時には静謐な環境で自らの政治的判断を行えるようにするためのものであろう。その趣旨を理解すれば、そのような行為と受け取られかねない行為は公党の党首として厳に慎むべき。

 もし、仮に安倍首相が個人的に親しい候補者の名前を地名や物の名前を使ってツイートしたら、これまでの立憲民主党の議員の行動パターンからして、鬼の首を取ったように攻撃を始めるのではないか。

 都知事選投票日に、枝野代表が自らの生まれ故郷の餃子の話をしなければならない理由などないはず。どうしてもその話がしたいなら、投票が締め切られる午後8時以降にツイートすればいい。

 枝野代表も、立憲民主党が応援している人も共に弁護士である。それなのに、他陣営の遵法精神をあざ笑うかのようなツイートをすることに反発を感じる人は少なくないはず。こうした行動に多くの国民が失望し、そして枝野氏を嘲笑していることに、いい加減、気付いた方がいい。

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