ガイヤース逃げ切り エネイブルは2着

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

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青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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 英国の中距離戦の大一番G1エクリプスS(芝9ハロン209ヤード)が7月5日、サンダウン競馬場で行われ、単勝2番人気のガイヤース(牡5、C・アップルビー厩舎)が逃げ切った。単勝1番人気のエネイブルは2着、日本から参戦したディアドラは5着と敗れた。

■ガイヤースG1を連勝、ディアドラは5着

写真はイメージ

 発馬は悪かったガイヤースだが、すぐに先頭に立ってマイペースの逃げを打つ。直線でも末脚が衰えず、後続の追撃を抑えて優勝した。勝ちタイムは2分4秒48。

 エネイブルは前に3頭を置いて4番手からの競馬となった。直線で追い上げるが勝ち馬との差は詰まらず、ジャパンとの競合いには勝って2馬身4分の1差の2着。3着が2番手を進んだジャパンで、ディアドラは3番手から直線でズルズルと後退したが、ゴール前で盛り返して5着を確保した。

 勝ったガイヤースは、ドバイミレニアムの後継種牡馬ドバウィの産駒。前走6月5日のG1コロネーションC(芝12ハロン)で、昨年の英ダービー馬アンソニーヴァンダイクに2馬身半差をつけて快勝。前年の独G1バーデン大賞(芝2400m)では2着に14馬身差をつける圧勝劇を演じており、今回が3度目のG1制覇となった。

 昨年のG1凱旋門賞は10着と大敗したが、今年の充実度からチャンスはありそう。

■エネイブル久々が応えたか

 エネイブルは昨年の凱旋門賞2着以来9か月ぶりのレース、しかも今年6歳という年齢を考えれば2着もやむなしといったところか。この後は昨年と同じローテーションならG1KジョージⅥ世&QエリザベスS(芝12ハロン)となる。

 いつもは後方待機のディアドラだが、この日は好発馬から3番手につけた。直線ではズルズルと後退したが、それでも最後に盛り返して5着を確保したのは立派。今年も欧州のG1戦線を戦っていくものと思われるが、どこかでチャンスを掴むかもしれない。

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