おマヌケ毎日新聞”業火3本立て”で「自爆」

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。

 毎日新聞が安倍首相の広島での平和記念式典のあいさつで「業火」という単語が使われたことに違和感があると指摘する6年前の記事を8月11日に再度紹介している。業火は本来「罪人を焼く」といった意味であり、安倍首相が罪のない市民が被災したことに使用していることを責めている。ところが、毎日新聞も広島市を「核の業火に包まれた」などと記述していることが分かった。無能の集まりか、毎日新聞校閲センターは。

■業火は本来「悪業の報いで地獄に落ちた人を焼く火」

”業火”3本立ての毎日新聞

 問題の記事は2014年8月16日に公開された「【首相の戦没者追悼】繰り返される奇妙な言葉遣い」というもので、2020年8月11日に再度、紹介された。2014年の記事は「一校閲者」を名乗る者によって書かれており、首相が2014年の広島市原爆死没者慰霊式、平和記念式典で行なったあいさつを校閲者の立場で批判した。特に問題なのは、以下の一文の中にある「業火」である。

 69年前の朝、一発の爆弾が、十数万になんなんとする、貴い命を奪いました。7万戸の建物を壊し、一面を、業火と爆風に浚わせ、廃墟と化しました。

 毎日新聞の”一校閲者”は業火について、以下のように解説する。

「業火」は本来「仏教で、悪業の報いで地獄に落ちた人を焼く火」(同)であり、現在は単に「大火」の意味でも用いられているものの、本来の意味しか書いていない辞書もあります。罪のない市民が焼かれたことに「業火」を使うことには違和感があります。

 確かに業火は、この記事が指摘するように「①悪業が身を害することを火にたとえていう語。②罪人を焼く地獄の火」(広辞苑第7版)とあり、そもそもの意味からすれば、適切ではない。しかし、一校閲者が言うように、今では単純に凄まじい炎、大火の意味で用いられているから、原爆の悲惨さを伝えるあいさつで使用しても問題はないはず。

■毎日新聞は広島が「業火に包まれた」と書いてる

 一校閲者がそこまで言うのなら、毎日新聞は「業火」を本来の意味以外では使用していないように思えるが、どうだろうか。意外と言うべきか、結構な数で「業火」が使用されている。

①2016年5月12日付け電子版:「(論点)オバマ大統領広島へ

「初めて核兵器を人類の頭上にさく裂させた米国のトップが、最初に核の業火に包まれた地に立つことになった。」

②2016年10月31日付け電子版:「酒田大火 40年の節目 教訓忘れず 一斉放水を再現/山形

「川に消防ホースの筒先を向けて上空に水の幕を張り、市街地東側を対岸の業火から守った当時の消火法を再現すると共に、防火の思いを新たにした。」

③2016年12月10日付け電子版:「(近事片々)野坂昭如さん旅立つ

「中空の銀翼から投じられる業火に世の中は一転し、「焼け跡闇市」世界に裸の人間を見る。野坂昭如さん旅立つ。」

 多くが有料記事なので、「業火」を無料で確認できる記事をあげた。①はまさに原爆に関する記事であり、広島市を「核の業火に包まれた」としているのはどういうわけか。広島市民は罪人とでも言いたいのであろうか。

 ②は1976年の酒田大火から40年経ったことに関する記事で、被災者などに「業火」を使っている。

 ③は作家の野坂昭如氏の死去に関したものであり、「中空の銀翼から投じられる業火」とは空襲とそれによって生じた火災を指しているのであろうが、やはり「業火」を使用している。

■論理的に破綻していることに気づかないか

 これらの用法を見れば、毎日新聞は「業火」を単純な「大火」の意味として使用しているのは明らか。安倍首相のあいさつに「違和感を覚える」というのであれば、自分の新聞の記事には違和感も覚えるはず。それなら、なぜ、校閲としてそれを修正させなかったのか。

 一校閲者の記事は、論理的に破綻している。毎日新聞は「業火」を大火という意味で使うことを徹底しており、そのことが本来の意味と異なっても不適切ではないと考えているということ。それならば毎日新聞としては安倍首相のあいさつを不適切とは考えないということであろう。

 もし、一校閲者が本当に違和感を覚えるのであれば、自分の新聞の記事を修正させればいい。それをしないのは、何度も見過ごしたのか、あるいは修正の要求に応じてもらえなかったかのどちらかであろう。校閲担当として違和感を覚えるのであれば、他者の批判の前にまず、自分の仕事として自社の記事に違和感を覚えることを表明すべき。それをせずに政府批判のために、身内のことは見ぬふりという態度で読者からの信頼を得られると思っているのか。これでは毎日新聞の校閲は無能の集まりと呼ばれても仕方ない。

2 thoughts on “おマヌケ毎日新聞”業火3本立て”で「自爆」

  1. アバター MR.CB より:

    》》ジャーナリスト松田様

    おそらく、どこそこの政党よろしく「とりあえず、イチャモンつけましょうか」のノリなのでしょうね。結局、ブーメランが我が身に…まで
    どこそこの政党と一緒です。朝日も毎日も、どこそこの政党も、他に書く(伝える)ことや国難を救う意見は持ち合わせていないのでしょうか。やるせない気持ちになってしまいます。

    1. 松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵 松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵 より:

      >>MR.CB様
       お久しぶりです。お暑い日が続きますが、お元気でしょうか。

       コメントをありがとうございます。

       文句をつけられればなんでもいいで書いているのでしょうね。遠からずなくなる新聞だと思います。無責任極まりない記事だと思います。
       遠からずなくなる新聞だと思います。

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