日刊スポーツの記事を読んで、気分が落ち込んだ
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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日刊スポーツ電子版の財務省のセクハラ発言に関する記事(4月28日付)を見て、絶望的な気分になった。
財務省が福田淳一氏のセクハラを認定し、会見したことに関するものだが「麻生氏の『はめられたという声もある』など、心ない発言への謝罪もなかった。」と中山知子記者は書いている。
麻生副総理は「そういう声もあるよ」と言っているわけで、麻生氏自身が「はめられた」などと言っている訳ではない。作家の百田尚樹氏はツイッターで「セクハラ発言をした次官はバカだが、一種のハニトラのようにも思える」とはっきりとツイートしている。
僕ごときの言動は世間に何の影響力もないが、このサイトで「テレビ朝日の取材記者の行為は許しがたい」とはっきりと書いているし、騒動が起きた直後に財務省にメールで僕の記事のURLを送って、こういう声もあるということを伝えた。
つまり、そうした声は国民の間には確実に存在しているのである。そのような事実を伝えることを「心ない発言」で、「謝罪」すべきとすることに合理性はないと思う。逆に問いたいが、中山知子記者は、国民の間にそういう声があることを、副総理として国民に知らせてはいけないと考えているのであろうか。もし、そうであれば様々な角度から物事を観察して伝えるべきメディアの姿勢としてどうなのかと、僕は疑問に思う。
当該記事であれば「麻生氏の『はめられたという声もある』などの発言への謝罪はなかった。」と淡々と伝えるのがメディアの務めであろう。「心ない」と感じるかどうかは読者が評価すべき事であり、客観的であるべき記者が事実の伝達に自身の評価を交えることに躊躇がなかったとしたら、記者なんて辞めた方がいい。
そもそも勝手に録音して出版社に持ち込んだ記者のモラルのなさ、名誉毀損罪の構成要件に該当するのではないか、違法性阻却事由と外務省機密漏洩事件の最高裁の判旨との関係という部分について何の見識も、問題意識も持っていないとしたら、取材現場に臨む記者としての資質に問題があると、僕は思う。
スポーツ新聞の記事のレベルはこんなものと言うしかないが、その言葉は僕自身に跳ね返ってくるわけで、何ともやりきれない気分である。
松田さんご無沙汰しております。
と言っても松田さんは私を覚えてはいないと思うのですが。
元後輩の1人です、と言っておきます。
お元気そうで何よりです。
遅ればせながら、公式サイト知りまして拝見させていただきました。
とても面白かったです。
松田さんに、いずれでいいのですが
・セクハラ冤罪による人権蹂躙について
・日刊スポーツにおける「2006年朝日事件」について
執筆していただければと感じました。
特に後者は多くの読者に刺さると確信します。
その際には拡散に協力させていただきたく思います。
陰ながら応援しております。
失礼致します。
元後輩様
コメントをありがとうございます。どなたかは分かりませんが、拙文を見ていただき、感謝しております。
「2006年朝日事件」というのは、多分、当時の朝日新聞の社長の息子が大麻所持で逮捕されて、それを日刊スポーツが社会面でデカデカと扱って朝日新聞が激怒したという事件のことでしょうかね。
僕は当時は電子メディア局にいて「朝日がウチの記事に怒ってるらしいよ」という話を聞いたぐらいです。書けるほどの材料はないのですが、もし、機会があればどこかで触れてみるのもいいかもしれません。当時(朝日新聞は報道の自由を叫びながら、他の媒体の自由な報道に制約を加える会社なんだな)と思ったのをよく覚えています。
元後輩さんが、今は社に在籍しているのかどうかも分かりませんが、お仕事を頑張ってください。また、ご訪問いただけるよう、多くの記事、原稿を書いていきたいと思います。
松田さん早速の返信ありがとうございます。
朝日新聞が「報道の自由が云々」言うたびにこの事件を思い出してふざけるなと言いたくなります。
最近も「山口メンバー」などと見出しにしてて馬鹿じゃないのかと。お前らこそ弱者は痛めつけて強者には忖度しまくりだろうと。
「朝日的自称言論人」特に政治部次長なんぞに問いたいですね。
失礼致します。
元後輩様
ご丁寧にありがとうございます。
朝日新聞の政治部次長ですか。元政治部次長については一言書いておりますので、よろしかったら。
これが朝日新聞か・・元政治部次長インタビューの「気持ちの悪さ」
https://reiwa-kawaraban.com/wp/blog/これが朝日新聞か・・元政治部次長インタビュー/
色々とストレスが溜まっていらっしゃるようですが、まだ在籍されているのであれば、あまり不満を表に出さずにうまく社内で生きられることをお祈りします。僕は根無し草のフリーで不安定な生活ですが、そうしたストレスとは無縁なのは嬉しいです。また遊びに来てください。お待ちしております。