武豊騎手 凱旋門賞当日の騎乗馬5頭 ソフトライトで日本馬に先着を

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

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青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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 10月6日に行われるG1凱旋門賞(芝2400m)当日、武豊騎手はパリロンシャン競馬場で5クラに騎乗することになった。すべてG1で、日本人が絡んでいない馬も2頭いる。凱旋門賞には日本調教馬3頭が出走するが、フランス調教馬で参戦する同騎手に上位争いの期待がかかる。

■凱旋門賞はソフトライト、G2ドーヴィル大賞2着

フランスギャロHPから

 武豊騎手の凱旋門賞の騎乗馬はソフトライト(牡3)に決まった。今回、人気を集めることが予想される仏ダービー馬ソットサスと同じJC.ルジェ厩舎の所属馬。6月16日のG2オカール賞(芝2400m)で首差の2着に入り、7月14日のG1パリ大賞(芝2400m)でジャパンからおよそ4馬身差の5着。

 当日は人気はないと思われるが、成績だけ見ると全く歯が立たないということでもなさそう。

 前走8月25日のG2ドーヴィル大賞(芝2500m)では勝ち馬ジヤド(G1サンクルー大賞2着)から半馬身差の2着となっている。3着が凱旋門賞にも出走するナガノゴールド。ハイレベルのメンバーでの2着だけに、底力は秘めていそうである。

1R G1マルセルブサック賞 サヴァラン(牝2、G3オマール賞優勝)

2R G1ジャンリュックラガルデール賞 ヘルタースケルター(牡2、3戦2勝)

4R G1凱旋門賞 ソフトライト(牡3、G2ドーヴィル大賞2着、G1パリ大賞5着)

5R G1オペラ賞 コム(牝3、G1仏オークス2着)

6R G1アベイドロンシャン賞 ジョリー(牝2、G2ロベールパパン賞3着)

■仏オークス2着馬、デビューから2連勝中のサヴァラン

 1Rのマルセルブサック賞はディープインパクト産駒で、デビューから2連勝中のサヴァランで挑む。母サラフィナは仏オークス馬である。G2エアリースタッドS勝ちのアルビグナに次ぐ単勝2番人気が予想される。ここはチャンスがありそう。

 5Rのオペラ賞は仏オークス2着のコムに騎乗する。吉田照哉オーナーの所有馬で、こちらも上位人気が予想される。

 面白いのが6Rアベイドロンシャン賞のジョリー。デビュー2戦目で勝ち上がり、その後はG3ボワ賞で頭差の2着、G2ロベールパパン賞で3着と重賞戦線で好走している。A・マルシャリス厩舎の所属で、ソフトライト同様、現時点では日本人は絡んでいない。凱旋門賞当日のG1に日本人が絡まない馬から騎乗依頼が来ること自体、素晴らしいことであると思う。

 フランスで毎年のように騎乗していた武豊騎手ならではというところであろう。個人的には1つでいいので勝ってほしいと願っているし、また凱旋門賞では日本調教馬3頭に先着してほしい。日本調教馬3頭のうち2頭に外国人騎手が騎乗する中、外国調教馬に日本人騎手が乗って3頭に先着したら、それはそれで日本人としては溜飲が下がる思いではないか。

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