ベンバトルがG2シングスピールS楽勝 ドバイターフ2勝目へ復帰戦飾る

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

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青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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 一昨年のG1ドバイターフを制したベンバトル(牡6、サイードビンスルール)が1月9日にUAEドバイのメイダン競馬場で行われたG2シングスピールS(芝1800m)を快勝した。2度目のドバイターフ制覇に向けて大きく前進した。

■3か国でG1を3勝の底力見せる

復帰戦快勝のベンバトル(メイダンレーシング画面から)

 年末から年始にかけて大レースがなく”シーズンオフ”状態の海外競馬だが、徐々に動きを見せている。ドバイでは3月28日のドバイワールドCデーに向けて有力馬が始動した。

 5頭立てのレースで先手を取ったベンバトルは終始、行きたがる様子であん上のC・スミヨン騎手は手綱を抑え気味にする。直線で末脚を伸ばし残り300m付近で手前を替えると、一気に後続を突き放した。ラスト50mは流す余裕で2着のフォーザトップに4馬身4分の3差をつける圧勝劇。これまでドバイ、独、豪で3つのG1を制した実力を見せつけた。

 昨年9月27日の英G2ジョエルS(芝8ハロン)で5馬身差の勝利を飾ったものの、10月19日の英G1QエリザベスⅡ世S(芝8ハロン)は不良馬場に泣き16着と大敗。その後は休養していたが鮮やかな復帰戦勝利となった。

■2年前のドバイターフ、ヴィブロスらを退け優勝

 以前の強さを見せたことで、ドバイターフ2勝目が見えてきた。2018年は2着のヴィブロスに3馬身4分の1差をつけて優勝。3着リアルスティールとディアドラ(同着)、7着クロコスミア、8着ネオリアリズムと日本馬5頭をまとめて負かしている。

 2018年はこのシングスピールSを勝った後、G2アルラシディヤ(1着)、G1ジェベルハッタ(2着)と出走し本番へ向かった。サイード・ビン・スルール調教師は「将来のオプションはオープン」としており、2年前と同じローテーションを歩む可能性もある。

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