英1000ギニー ラヴ圧勝クアドリラテラル3着
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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G1英1000ギニー(芝8ハロン)が6月7日、ニューマーケット競馬場で15頭立てで争われ、ラヴ(A・オブライエン厩舎)が2着に4馬身4分の1差をつけ圧勝した。デビューから3連勝中だった1番人気のクアドリラテラルは3着。
■偉大な母 4頭目の重賞勝ち馬
クロークオブスピリットが単騎で先行する中、ライアン・ムーア騎手騎乗のラヴは馬群に包まれないように馬群の最も外、4、5番手につける。残り400m付近からポジションを上げ、残り200m付近で先頭に立ち一気に後続を突き放して快勝した。勝ちタイムは1分35秒80。
逃げたクロークオブスピリットが粘り2着を確保。ブックメーカーのオッズで単勝3.75倍のクアドリラテラルは前半から掛かり気味に逃げ馬を見ながら2、3番手を進んだが、掛かった分伸びを欠いたのか、2着から頭差の3着に終わった。
勝ち馬は2010年から10年連続の英・愛リーディングサイアーのガリレオの産駒。ロウザーSなどG2を2勝したラッキークリステイルの半妹で、愛G3スタネーラSを制したピーチツリー、愛愛G3マンスターオークスを勝ったフラッタリングの全妹(母はピカブー)。
■A・オブライエン調教師は最近5年で4度優勝
ラヴはデビュー3戦目で勝ち上がると、続く7月25日のG3シルヴァーフラッシュS(芝7ハロン20ヤード)を2着のアンフォゲッタブルに3馬身4分の1差をつけて勝ち、重賞初制覇。9月15日のモイグレアスタッドS(芝7ハロン)も勝ってG1タイトルを手にした。
2歳最終戦となった10月11日のG1フィリーズマイルはクアドリラテラルからおよそ1馬身半離された3着に終わっていた。
管理するエイダン・オブライエン調教師は最近5年で4度目の優勝で、通算6勝とした。ランディ・ムーア騎手は2016年のマインディング以来、4年ぶり4勝目で、英国クラシックは12勝目。
■オークスへ距離適性十分ラヴ2冠有望
陣営では7月4日のG1オークスに向け、距離(芝12ハロン6ヤード)はぴったりと話しており、2冠制覇へ意欲を見せている。ブックメーカーも単勝2.5倍の1番人気としている。
一方、完敗のクアドリラテラルはオークスの前売りオッズは8倍となっている。前日の英2000ギニーでも1番人気のピナツボが3着と敗れており、連日の波乱の決着となった。