ピナツボ6連勝 断然人気に応えG1連勝 英2000ギニーの大本命

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

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青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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 ブックメーカーのオッズで単勝1.3倍の断然人気に推されたピナツボ (牡2)が、10月12日に英ニューマーケット競馬場で行われたG1デューハーストS(芝7ハロン)を制した。デビューから6連勝とし、来年のG1英2000ギニーの主役の座は不動のものとなっている。

■6番手から抜け出し2着に2馬身差

ピナツボが優勝(英レーシングポストHPから)

 レースはピナツボ が逃げるアリゾナを見ながら6番手付近に控える。残り2ハロン付近で先行勢を射程内にとらえ、残り1ハロンで先頭に立ち、そのまま押し切った。勝ちタイムは1分26秒55。

 逃げたアリゾナは勝ち馬に馬体を合わせて追いすがったが、最後は2馬身差をつけられ2着に終わった。

■父はシャマーダル、親子制覇達成

 勝ったピナツボは2005年の仏ダービーなどG1を4勝、通算7戦6勝のシャマーダルの産駒で、このレース、父との親子制覇を達成した。

 5月10日のデビュー戦(AW6ハロン20ヤード)で2着に3馬身4分の1差をつけて完勝。3連勝で臨んだ7月30日のG2ヴィンテージS(芝7ハロン)で2着に5馬身差をつける圧勝で重賞初制覇を達成した。この時の2着のポジティヴは8月31日のG3ソラリオSを制している。

 前走9月15日のヴィンセントオブライエン国際S(芝7ハロン)では、2着のアーモリーに9馬身差をつけて勝ちG1タイトルを手にした。アーモリーもG2フューチュリティSを制しているが、それを寄せ付けない強さだった。

■来年の英2000ギニーで断然の人気

 2020年4月30日に行われるG1英2000ギニー(芝8ハロン)のブックメーカーの前売りオッズで、ピナツボは単勝2.25倍で断然の支持を受けている(2番手がアースライトの9倍)。

 2歳競馬の結果がそのままクラシックに直結するわけではない。負けていないだけに人気は当然だが、それでも多少、人気先行の感はある。少なくとも有力候補として英2000ギニーに向かうのは間違いのないところではあるが、真価が問われるのは来春である。

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