4・7総理会見の冒頭発言(4)希望の光

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

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青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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 4月7日に行われた安倍晋三首相の記者会見での発言の(4)をお伝えする。

■社会機能はしっかりと維持

安倍晋三首相の会見(YouTubeのThe PAGE画面から)

 専門家の皆さんの見解では、東京や大阪での感染リスクは現状でも、不要不急の外出を自粛して普通の生活を送っている限り、決して高くない。封鎖を行った海外の都市とは全く状況が異なります。ですから、地方に移動するなどの動きは、厳に控えていただきたい。地方には重症化リスクが高いといわれる高齢者の皆さんもたくさんいらっしゃいます。その感染リスクを高めることのないようお願いいたします。

 当然、社会機能はしっかりと維持してまいります。自治体とも協力しながら電気・ガス・通信・金融・ゴミの収集・焼却など、暮らしを支えるサービスは平常通りの営業を行っていきます。高齢者の介護施設や保育所などで働いておられる皆さんにもサービスを必要とする方々のため、引き続きご協力をいただくようお願いいたします。

 食品など生活必需品の製造加工に関わる皆さん、物流に携わる皆さん、そして、小売店の皆さんには、営業しっかりと継続していただきます。ですから、皆さんにはどうか正しい情報に基づいて、冷静な行動を、心よりお願いいたします。

■一変した生活 それによって守られた安全

 この2カ月で私たちの暮らしは一変しました。楽しみにしていたライブが中止になった、友達との飲み会がとりやめになった、行きたいところに行けない、みんなと会えない。かつての日常は、失われました。ただ、皆さんのこうした行動によって多くの命が確実に救われています。お1人お1人のご協力に心より感謝申し上げます。率直に申し上げて、政府や自治体だけの取り組みではこの緊急事態を乗り越えることはできない。これは厳然たる事実です。

 感染者の爆発的な増加を回避できるのか。1人でも多くの重症者を死の淵から救うことができるのか。皆さんを、そして皆さんが愛する家族を守ることができるのか、全ては皆さんの行動にかかっています。あらためて、ご協力をお願いします。

■暗闇の中で生じた希望 多くの人々が協力

 全く先が見えない大きな不安の中でも、希望は確実に生まれています。日本中、世界中の企業、研究者の叡智を結集してワクチン開発、治療薬の開発が進んでいます。新型インフルエンザの治療薬として承認を受け、副作用なども判明しているアビガンはすでに120例を超える投与が行われ、症状改善に効果が出ているとの報告も受けています。観察研究の仕組みの下、希望する患者の皆さんへの使用をできる限り拡大していく考えです。そのためにアビガンのリスク量を現在の3倍、200万人分まで拡大します。

 国内での増産に必要な原料の生産には、各地の企業が協力を表明してくださっています。自動車メーカーは、人工呼吸器の増産を手助けしてくれています。欠航が相次ぐエアラインの皆さんは、医療現場に必要なガウンの縫製を手伝いたいと申し出てくださいました。学校が再開する子供たちのために手作りマスクを届けようとしている皆さんがおられます。スーパーを生活必需品で満たすため、昼夜分かたず、今この瞬間も物流を守り続けるトラック運転手の皆さんがいます。医療現場のため、自分たちができる支援をしたいとクラウドファンディングを始めた皆さんがいます。看護協会は、5万人を超える現在現場を離れている看護師の皆さんに、協力を呼びかけています。

 私からもぜひお願いをしたい。この国家的な危機に当たりウイルスとの戦いに皆さんのお力をお借りしたいと思います。実際、看護協会の呼びかけに応じ、既に命を救うため、命を守るため、医療現場への復帰を申し出てくださっている方々がいらっしゃいます。あらゆる分野でこの危機にできる限りのことをやろうと、全国で立ち上がってくださっている皆さんがいる。これこそが希望であります。

■東日本大震災で希望をもたらした「人と人との絆」

 9年前、私たちは、あの東日本大震災を経験しました。たくさんの人たちがかけがえのない命を失い、傷つき、愛する人を失いました。つらく、困難な日々の中で私たちに希望もたらしたもの、それは人と人の絆、日本中から寄せられた助け合いの心でありました。

 今また私たちは大きな困難に直面しています。しかし私たちは、みんなで共に力を合わせれば、再び希望を持って前に進んでいくことができる、ウイルスとの闘いに打ち勝ち、この緊急事態という試練も必ずや、乗り越えることができる。そう確信してます。私からは以上であります。

【終わり】

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