休校要請時の立民議員たわ言プレイバック
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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■塩村あやか議員は”トンデモ”意見をRT
続いて塩村あやか参院議員。こちらは休業要請について、2月28日に「本当に急だったのだろう。各省庁の官僚の皆さんの混乱が垣間見られた」という事実関係を述べるにとどまり、直ちに自らの見解を述べることはなかった。
その代わり、リツイートで他者の意見を紹介する形をとっている。弁護士でもある階猛(しなたけし)衆院議員(無所属)をRT。その内容は以下である。
首相の要請は、行政府の長が法的根拠なしに国民の自由・権利を一般的に制約しており、立法行為を行うに等しい。…(中略)…コロナ対策を理由に、憲法の定めを逸脱することは許されない。
さらに、千葉氏の熊谷俊人市長のつぶやきもRTした。
衝撃の報道。全国一斉春休みまで休校…いくらなんでも…。
医療関係者など社会を支えている職種の親はどうするのか。社会が崩壊しかねません。…(以下略)
塩村議員として休業要請に反対していないのは、2月28日に立憲民主党も参加している新型コロナウイルス合同対策本部が文科省に「学校休業に関する申し入れ」を行ったことと関係がありそう。申し入れでは休業そのものをやめるようには求めず、休業に伴う混乱が生じないように求めるものであったことから、その時点で党としては休業やむなしの判断であったと思われる。そのため、自らの口から「休業はおかしい」とは言えなかったのであろう。
そこで苦肉の策として、RTしたものと思われる。ちなみに階猛(しなたけし)議員のツイートは、前述の石垣のりこ議員のツイートと同種と言ってよく、弁護士とは思えないような理解に苦しむ解釈である。
■蓮舫議員の”方程式” どちらに転んでも批判
蓮舫参院議員は2月28日午前3時7分に以下のようにツイートした。
働く親がいるので保育所や学童保育は考慮?
新型肺炎へのリスク対策と言いながらこの科学的根拠なき線引きに驚く。
ってか、場当たり的政府の対応はどうなの?
これはYahoo!ニュースに掲載された臨時休業の要請の対象から保育所と学童保育が除かれたという記事を引用してのつぶやきである。
科学的根拠があるのか、ないのかは判断が難しい部分ではあるが、休業要請そのものには直接反対していない。これは塩村議員と同じような事情があったものと思われる。そこで、小中高は休業要請、保育所・学童保育は対象外という線引きの合理性を突くものとなっている。
仮に首相が保育所・学童保育を対象に含めていたら「夫婦で働く家庭のことを考えていない」と言ったのではないか。おそらくどっちに転んでも、批判をしたのであろう。
政府の対応は「防疫優先か、影響を最小限に止めることを優先か」という選択肢の中から妥協点を見出したものと言えるものであり、政府の反対側の立場に立てば、批判できる。蓮舫議員の言動は常に「行政の逆張り」であり、その方程式に政府発表の”数値”をあてはめれば、そのまま答えが出てくる。
■脱力感を覚えるツイートの数々
2月27日の休業要請方針の公表からおよそ1か月半。今となっては遠い昔のようにも思える。日本の感染者も死者も4月8日の時点の20分の1程度だった時期だけに、判断が難しい部分はあると思われる。
それでも、国会に議席を持つ立憲民主党の3人のツイートを見返すと、脱力感を覚える人は多いのではないだろうか。