蓮舫議員 知人マスクのツイートに不審点
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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立憲民主党の蓮舫参議院議員が5月14日、知人宅に届いたマスクについてツイートしたが、信頼性が低い内容になっている。ツイートを読む限り、不良品は自腹で返送しなければいけないように読めるが、疑わしい。ツイートをよく読むと、知人の話の疑わしさは増すばかりである。
■アベノマスク不良品は自腹で返送?
蓮舫議員の5月14日午後2時6分のツイートを以下に示す。
知人宅に髪の毛入りのアベノマスク、着。
サポートセンターに電話をすると「送り返してくださ
い」と。しかも「自腹」で。
厚労省に確認すると『新品を送り直す際に不良品返信
用封筒を入れて送っている』との説明。周知徹底を要
請しました。
混乱だらけのアベノマスクに466億円
なぜ止めないのだろう。
ツイートなので、主語がはっきりせず何が言いたいのかよく分からない。こちらで補足してみる。
私(蓮舫)の知人の家に髪の毛が入った布製マスクが着いた。
知人がサポートセンターに電話して髪の毛が入っていたことを伝えると、サポートセンターから「送り返してください」と言われた。しかも送料は知人が負担するように言われた。
私(蓮舫)は厚労省に確認した。すると、厚労省では「新品を送り直す際に、不良品を返信するために封筒を入れて送付している」と説明した。
私(蓮舫)は、厚労省に「周知徹底してください」と要請した。このように混乱している布製マスク配布に466億円も使われている。なぜ、やめないのであろうか。
おそらく、このように言いたかったのであろう。ただし、周知徹底すべき内容については全く言及がないことをよく覚えておいてほしい。
■周知徹底の内容に一切触れないのは何故か
知人が問題にしたのは、①送り返すのは面倒、②なぜ、自腹を切らないといけないのか、ということであるのは間違いない。
その点を蓮舫議員は厚労省に問い合わせたのであろう。厚労省は①については、返信用封筒を同封していると答えたのであるから、その点は問題ない。おそらく返信用封筒には宛先が書かれているのであろう。
問題は②である。知人は「自腹で郵送するのはおかしい」と言っていたわけで、その点の厚労省の回答はどうだったのか。蓮舫議員のツイートからは何も答えがない。もし、本当に自腹で返送しないといけないのであれば、蓮舫議員は「不良品の返品に自腹を切れなど、筋が通らない」と責め立てるであろう。それは「しかも『自腹』で」と言っていることからも容易に想像がつく。
ところが、その点には触れず「周知徹底を」と要請しているだけで終わっている。まさか、「自腹で支払うことを周知徹底せよ」という意味ではないと思う。それならば「しかも『自腹』で」と攻撃したことと整合性が取れなくなってしまう。
普通に考えれば、厚労省では返信用封筒で「料金受取人払」を利用する。差出人に負担させれば、その支払いを巡ってあれこれやり取りすることになることを思えば当然の選択。可能性は薄いと思うが、仮に返信用の郵便代金を差出人が負担としたとしても、新しいマスクが届いているのであるから、返送しなければいい。
そう考えると蓮舫議員が要請した周知徹底は、「不良品マスクは連絡すれば、新品が送られてくる。そこには返信用封筒が同封してあるので、それに不良品を入れて送ってくれ。料金受取人払郵便になっている」ことを周知徹底しろと言っていると考えるのが一般的な解釈であろう。
■真実はこんなやり取りと想像
知人宅に着いたマスクに髪の毛が入っていたのは、本当かもしれない。だが、そこから後のサポートセンターから聞いたとする話は、かなり正確性を欠いているように思える。
蓮舫議員のツイートを読む限り、真実は以下のようなものであったと、僕は想像する。あくまでも想像であることを断っておく。
知人:アベノマスクが着いたけど、毛が入ってた。
蓮舫:本当?
知人:それでサポートセンターに電話したら、返送しろだって。しかも自腹で。
蓮舫:そんなバカな話ある? 厚労省に聞いてみるよ。
×××××××××××
蓮舫:どうなってるの?
厚労省:新品を送り直す際に、不良品を返信するために封筒を入れて送付しています。そこに宛先は記載しています。
蓮舫:自腹なんておかしいじゃない。
厚労省:料金受取人払にしてありますから、ご負担いただくことはありません。
蓮舫:知人はサポートセンターから自腹と聞いたと言っている。
厚労省:何か勘違いをされたのでは? 返信用封筒を同封と聞いて、自腹と思い込んだのでは?
蓮舫:みんな、そういうことまで知らない。情報の周知徹底を要請する。
■もし違うなら、ここにコメントを
繰り返すが、僕が各種状況から推測したものであり真実である保証はない。
ただ、この程度の話であったと思う。もし、そうであれば、政府に対する攻撃を考えると「毛が入っていた」という部分しか強調できないのでは苦しく、それだけでは「配布を止めろ」とは言えない。そこで「周知徹底しないから混乱してるじゃないか」という攻撃材料を加えて「お金をたくさんかけて、混乱が生じているのに、何で止めないんだ」と言ったのであろう。そもそも知人の情報収拾、もしくは知人からの蓮舫議員の情報収拾が甘いのが原因ではないのかと僕は想像する。
僕がサポートセンターに直接連絡して確認してもいいが、この忙しい時にそのようなことで業務の妨げになるようなことは控えたい。
そこで提案。もし、ここに書いてあることと事実が異なるのであれば、蓮舫議員、ここにコメントをどうぞ。その時は僕が厚労省などに確認しよう。もし、書いてあるのと違いがなければ、国政をいたずらに混乱させるのは止めてくれと一国民として言いたい。
僕の家にはまだマスクは着いていないし、僕はマスクを必要としている。政府に配布をやめさせる圧力をかけるのは僕の権利を侵害することにもなるから、やめていただきたい。