コンビニにビニールカーテン設置の意味

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

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青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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 近所のコンビニエンスストアに買い物に行くと、レジカウンターにビニールカーテンが設置されていた。早いところでは8日から始まった飛沫感染防止対策が、徐々に広まっている。

■カーテン+マスクで二重の感染防止対策

レジカウンターに設置されたビニールカーテン(店員から許可を得て撮影)

 11日午前、近所にあるローソンに買い物に行くと、レジがある場所に天井から透明のビニール製のカーテンが降ろされていた。支払い時に店員と顔を向き合わせると、間にカーテンが入るようにされている。しかも、店員はマスク着用。客と店員との間の感染を防止することに大きな効果を発揮しそうである。

 4月8日にセブン-イレブンジャパンとローソンがレジカウンターにビニールシートを設置することを発表。ローソンは緊急事態宣言の対象となった7都府県の約6000店に推奨するとした。それが僕の住む近くの店舗にも取り入れられた、ということである。

 改正インフルエンザ特措法に基づく緊急事態宣言が発出され、4月10日には東京都が「新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京都における緊急事態措置等」を発表した。コンビニエンスストアは「社会生活を維持する上で必要な施設」に区分けされ「適切な感染防止対策の協力要請」を受ける対象とされている。ビニールカーテンはその適切な感染防止対策に該当するのは明らか。

 東京都が示した「【別表】適切な感染防止対策」で示された具体的な取組例には「従業員のマスク着用」は含まれているが、ビニールカーテンはない。マスクだけでは万全ではないと企業サイドが考えての対策である。

■新型コロナウイルス禍で高まったコンビニの重要性

 新型コロナウイルスの感染拡大で、外出を自粛するように要請され、多くの店舗が休業している。そんな中、コンビニエンスストアは外食に向かうはずだった客の需要を一定数取り込んでいると思われる。実際にローソンの店員に聞くと「以前より、忙しくなりました。特にお惣菜がたくさん売れますね」とのこと。

 テレワークとなったサラリーマンは、あまり外出せず家にこもっていることになるが、そうなると楽しみは食事ぐらいになってしまう。かといって外食は感染が怖い。そこで「コンビニでお惣菜でも…」というのは、あり得る話である。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、我々の生活でのコンビニエンスストアの重要性は増している。それだけに絶対に感染拡大のポイントになってはいけないという意識を店サイドも持っているように思える。それがビニールカーテンの設置につながったのは間違いない。

■新型コロナと戦うのは国民一人ひとり

 2月29日、安倍首相が会見で語ったのは「最終的な収束に向けては…一人一人の国民の皆さんのご理解とご協力が欠かせません」ということであった(参照:安倍晋三総理が国民へ語る(4)国民一人ひとりの理解と協力で乗り越える)。

 感染拡大防止に向け目に見える努力をしているローソンなどのコンビニエンスストアには頭が下がる思い。新型コロナウイルスと戦うのは、政府だけではない。国民一人ひとりも戦わなくてはいけないことを、ビニールカーテンが再認識させてくれた。

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